インターネットの満腹感には気をつけろ!

インターネットの満腹感には気をつけろ!
インターネットの満腹感には気をつけろ!

サカダチです。

サニオがバスケを始めてからというものの体育館に行く機会が増えました。
いま僕もサニオと一緒にバスケを頑張っている中年バスケットマン。
みているとなんだかウズウズとして。
動きたい気持ちをグッとこらえ、静かに座って子供たちをみているんですが…。
最近の子供たちって難しい技やりますよね。
ユーロ、ギャロップ、ステップバックからのディープスリー?(ミニバスには3点ないんですけど…)
正直「えっ」って思うようなワザを、「えっ」っていうところで。

「すごいね!」
「You tubeで見たよ!」
「練習とかしたの?」
「・・・」


昔ってなにかを学ぶしても、情報を手に入れるのに時間もお金もかかりました。
だからこそ手に入れた情報を大切にしたし、その少ない情報からどんどん思考を広げていった気もする。
でも最近はネットで検索すれば簡単に情報が手に入ってしまうから。
バスケのスキルだって検索すれば、動画もいっぱい上がっていて。
親切丁寧なのがゴロゴロと。
なんか手の届かない痒いところもポリポリッと解決してくれちゃうし。
でも簡単にできるとこ見せられちゃうとなんかお腹いっぱいになったりしません?
お腹いっぱいだとなんだか満足しちゃいません?
なんか満足しちゃうとやった気になっちいません?
できる気になっちゃたりしません?

う〜ん、わかります。
最近の子ってそんな感じなですかね?

ネットの普及でわからないことがわかるようになるというプロセスがどこか曖昧になっている気も。
たしかにできるまでの過程を詳細に載せている動画なんてほとんどないですし。
まぁ、あっても再生回数稼げなさそうですしね、需要なさそう…。
最近の子供たちって「完成品」ばっかり見ちゃってて。
魚の切り身が海を泳いでいるみたいな…。

ネットはじつに素晴らしいし、恩恵もたくさんあって。
けど頼りすぎるのもどうなのかなと。
やっぱりわからないこと、できないことへの探究心は大切にしてもらいたい。
探究心こそがすべての醍醐味。
我々ってそれ経験してわかっているはずなんで。
ロートルだからこそこの経験を子供うまく伝えられたらなぁと切に思う、今日この頃なのであります。

兆しのサカダチ

今回の兆し

息子よ!過程(プロセス)を楽しめ!