劇場版のクレヨンしんちゃんは確実に大人をハメにくる!
サカダチです。
コロナ禍でいろんなことを控えなくてはいけない今。
大人の我々はなんとか我慢できますが子供のサニオにはきついのが現状で。
そんなサニオのガス抜きを兼ね、「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」をみに行ってきました。
クレヨンしんちゃんを見に映画館に足を運ぶようになったのは「爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」からで今回で4作目。
クレヨンしんちゃんの映画は以前からかなりいいと聞いてはいたんですが。
いや、実際にほんとにいいんですよ!
大人の僕も毎年楽しみにしているくらいです。
今回の映画もかなり良かったですよ!
(アニメ版「クレヨンしんちゃん」はアマゾンプライムビデオで配信中)
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ということで「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」のレビューを少し。(※軽いネタバレあり)
しんちゃん映画はとても奥が深いような気がします。
大人なりの視点で難しく読み解けば社会の世相が見えてもくる。
今回の天カス学園も「合理主義」からの「管理社会」、「成果主義」からの「格差社会」が描かれていたり。
でもそういうところをしんちゃんたちが面白おかしくぶっ壊してくれるわけで。
大人の僕としては、そこが痛快でたまらなかったりもする。
でもまあ、難しいことは置いといて…。
今回の映画は「青春」がテーマ。
この映画ではメインキャラクターたちだけの青春ではなく、天かす学園の生徒の青春が描かれています。
「個性」と「多様性」その中にあるひとりひとりの苦悩と葛藤が「青春」なのだと。
でも一番心の残ったのは風間くん春日部防衛隊のみんなへの思い。
風間くんは「エリート」を目指していて。
でもしんちゃんたちは「普通」に過ごしていて。
いつも一緒にいる仲間も目指す方向はそれぞれで。
やがてみんな離れていく…。
でも風間くんは「いつまでもみんな一緒に」と思っていて。
なんとかしたい…。
風間くんのこの気持ちがこの映画の本質なのかなと。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と続く学生時代に変化はつきもので。
学年が上がり、クラスが替わり、地域が変わり。
でもそんな変化にもいつの間にか慣れていって。
その中でどんどん友達も変わっていって。
いつまでも続くと思っていた友情も簡単に薄らいで…。
半年もするともう気にもしなくなるのが切ない現実で。
変わりたくないと思った気持ちは本物だったのに。
真の「青春」とは出会いと別れこそなのかも。
確かに昔を思い出すのって「モノ・コト」ではなく「ヒト」だったりもするし。
見終わった後、複雑に懐かしい気持ちにさせてくれるというか、なんだか甘酸っぱい気持ちになりました。
以上、大人の感想でした。
サニオの感想は「ちょ〜面白かった!」って。
うんうん!子供はそれでいい!
今回の兆し
青春って嬉し・楽し、でも寂し…。