頑張るほどに陥りやすいオスグッド・成長痛とは上手に付き合おう!
頑張っているからこそしょうがないモノなのか?
サカダチです。
学年が上がるとともサニオもバスケらしい動きになってきて、ますます観るのが楽しくなってきた今日この頃。
最近なんだかサニオがあまりよろしくない言葉を言うようになりました。
「なんかちょっと膝が痛い・・・」
「あぁ〜ついにきたかぁ〜」って感じです・・・
ついに息子にもきてしまった成長の痛み!
ミニバスでもなんでも、スポーツ頑張ってるなぁって子は大体この膝の痛みに悩まされていますよね・・・
バスケやサッカーなどのスポーツ少年団界隈ではよくよく「オスグッド」の名で通っています。
正式名はオスグッド・シュラッター病、膝のオーバーユースによる成長期スポーツ障害の代表疾患ですね。
成長期では身長の急激な伸びに対して筋肉や腱が対応できなくなり身体が硬くなりがち。
それが原因で太ももの筋肉が硬くなり、その状態でジャンプやダッシュなどを繰り返していると膝蓋骨が強く引っ張られてしまい痛みが出てくるんです。
その痛みをそのままにしておくと腱が引っ張られすぎて膝の下のあたりがボッコリと出っ張ってきてしまうんです。
あいにくサニオの膝はそこまで出っ張ってはなかったのですが、やっぱりなんだか痛いと・・・
モノは相談ということで自チーム内の現オスグット体験者の保護者の方に話を聞いてみると、我がチームには代々伝承されているオスグッド治療の神様、通称「ゴッドハンド」がいるとのこと!
その話を元に早速「ゴッドハンド」に予約を取り遠路はるばる出向き診察をうけてみたところ・・・
やっぱり言われました、オスグッド・・・
ただ、それでもまだまだ症状は軽いほうだと言われましたので「ゴッドハンド」を信じ指示に従い週1の通院で4回、約1ヶ月間通わせていただきました。
ゴッドハンド曰く「治療中でも痛みが少ないのなら全然バスケやっても大丈夫だよ!」とおっしゃるので、サニオはそれなりにいたわりながらプレーを継続。
それでも約4回の通院治療で完全とは言わないまでも気にならないほどに膝の痛みがおさまりました!
さすがゴッドハンド、ス・ゴ・い・です!
頑張り屋さんに成長痛はつきものなんですかねぇ〜
ここからは再発防止の予防が重要!
幸いなことにサニオのオスグッドはそこまで進行しておらず今では元気いっぱいに走り回っています。
しかしこのような成長痛は頑張っているからこその痛みなのだと考えると・・・
やっぱりこの先にもまた起こりうるコトだとも思えてしまうのです・・・
これからも全力でバスケがしていきたい・させていきたいと願うのならばこの経験をしっかりと踏まえて再発しないために予防をしっかりしていこう!
もちろん子供だけには任せずに親としてもしっかりサポートしていこうと思いました。
対策としては「ゴッドハンド」に教わったストレッチを毎日欠かさずおこなうようにしました。
先生曰く「痛みは一箇所に出ますが原因は身体全体のバランスです!」とのことで、膝周りだけでなく足首・股関節、背骨から肩甲骨まで教えてもらったストレッチをしっかりおこなっています。
約5分程度のストレッチですが、毎日しっかりおこなっていれば絶対に効果はあるはずだし、たった5分なので練習前や試合前にも自分なりのルーティーンとしておこなうようにしています。
子供達だと練習前なんかはどうしても好きにシュートしたり1on1したりと遊びたいふざけたい気持ちはあると思うけれど、そんな気持ちを抑えてまでサニオはちゃんとストレッチしています。
サカダチとして端っこで淡々とストレッチをしているサニオを見て、随分とお兄さんにもなったもんだと感心しています!
いつまでも全力でプレーしたいならしっかり身体を整えよう!
痛みを緩和し、再発防止のためのアイテムを!
再発防止のストレッチももちろん大切ですが、痛みを緩和してくれるサポートアイテムもしっかり活用しています!
ここではサニオが実際に使用してみていい感じなサポートアイテムを紹介します。
オスグッドバンド
頑張ってるミニバスプレーヤーが結構な割合でつけているのがこのオスグッドバンド。
オスグットは大腿四頭筋(もも前の筋肉)の使いすぎや柔軟性の低下が引き起こす痛み。
やわらかい骨から硬い骨への変化と筋肉や腱の成長が追いつかない成長期のアンバランスさも相まって痛みがでちゃうんです。
大腿四頭筋はひざ下の脛骨粗面まで伸びていて、ジャンプやストップなど動作を大腿四頭筋が硬いまま繰り返していると、過度に付け根のひざ下に負荷がかかってしまい痛みがでちゃうんです。
もちろん大腿四頭筋をストレッチして柔軟性を上げればいいのですがそれなりに引っ張られれば痛みでます。
そんな時にオスグッドバンドでひざにあるお皿の下あたりをぎゅっと圧迫すると大腿四頭筋からの引っ張りを抑えることができ痛みが緩和されるんです。
さっそくアームスリーブでもお世話になっているザムストからオスグッドに最適なJKバンドを購入しました。
オスグッド御用達 軽快楽チン!ザムスト「JKバンド」
PTパッドでお皿の下を適度に圧迫し膝への負担を軽減。硬質樹脂を使用していないので軽快な動きの邪魔にならずサポートを実現。バンド形状なので膝下に巻くだけ。シューズを履いたの簡単装着で楽チンです!
サニオ曰く、ちょうどPTパッドがお皿の下のあたりをいい感じにギュッと抑えてくれて「いい感じ」なんだそうです。
実際に付けて動いたところ、確かに膝の痛みが減ったらしいです。
それ以降、しっかりと「JKバンド」にお世話になりながら練習や試合を頑張っています!
ただただバンドを巻いているようにみえるけど、それだけでも変わる人の身体ってじつに面白いなぁと考えさせられてしまいます。
これからの痛みでもある成長痛について、いろいろと勉強してみるとその原因・理屈・仕組みもよくよく理解することもできました。
このような知識を入れることによって、怪我・痛みの予防・再発防止のためには日頃のストレッチの重要性も改めてわかりました。
人がスポーツをしていく上で怪我や痛みは確実にツキモノでもあります。
そのことをしっかり踏まえ頑張る子供のためも親としてさまざまな知識を増やしていきたいですね!
親としては子供の頑張りが何よりも嬉しいのです!
なんとなく違和感を抱くならアップグレードを!
早期発見からの適切治療でオスグッドの痛みはそこまで強くはないようですがまだまだしっかりとJKバンドは着用しています。
でもですね・・・。
なんだか最近、練習中でも試合中でも立ち止まってJKバンドをつけたり外したりと気にする場面が多くなってきたんですよ。
サニオ曰く「なんだかズレた感じがしちゃって気になっちゃうんだ・・・」と。
まぁ、上手く巻いてあると言っても紐状の一本のバンドですのでズレたりするという感覚になるのはなんとなく察しがつきます。
でももしそれが公式戦のような試合なら絶対にプレーには集中できなくなってしまうだろうし、もしかしたら直すために試合さえも止めてしまうかもしれないワケで・・・
それはそれは決して良いことではないですよ・・・
と、いうわけで!
この「ズレちゃう問題」をなんとかするためバンドタイプからサポータータイプへとアップグレードしてみました。
サニオが愛用しているザムストにはオスグッド対策用サポーターとして「JK-1」と「JK-2」のミドルサポートタイプが2種類あります。
実際にホームページの画像をみくらベてみてもこの2種類にはかなりサポート力に違いがありそう。
購入にあたってはしっかりフィット感などサニオに確かめさせたいと思いましたので、早速スポーツ量販店へ!
ここでは実際にザムストのミドルサポートオスグッド対策用サポーター「JK-1」「JK-2」をつけてみたサニオの感想をサカダチが簡単にまとめ紹介します。
ザムスト JK-1 (ヒザサポーター 左右兼用)
「JK-1」サポーターはJKバンドと同等のPTパッドが内蔵されています。
サニオ曰く確かにPTパッドの当たる感じもそんな違いがないとのこと。
もちろんお皿をマルっと包むカタチのサポーターなので、膝周りの「ホールド感」はあるようでいい感じらしいです。
ただそこまで圧迫感はないようでJKバンドをずれないようにしたアップグレードバージョンといった感じみたいです!
おすすめオスグッドサポーター!ザムスト「JK-1」
PTパッドでお皿の下を適度に圧迫し膝への負担を軽減。さらに膝全体もホールドするのでズレ感なくサポート性能もアップ!膝への圧迫力はアンダーストラップ方式でしっかり簡単調節。通気性と圧迫力を兼ね備えたパワーダブルラッセルで装着感とホールド感の両立を実現しています。
ザムスト JK-2 (ヒザサポーター 左右兼用)
「JK-2」サポーターには、JKバンドやJK-1サポーターに内蔵されている「PTパッド」とは異なる「ジャンパーズパッド」が採用れているんです。
ジャンパーズパッドはお皿下部にしっかりフィットするよう曲線で構成されていて膝周りのフィット感がPTパッドより繊細です。
さらにお皿上部にも「パテラパッド」が内蔵されていて、膝全周を「カッチリ」とサポートしてくれます。
ただサポーターとして結構な範囲まで覆うカタチなので脚自体の「ギュッと感」が強いみたいです
きっちりカッチリ系オスグッドサポーター!ザムスト「JK-2」
お皿上部に優しく的確にフィットする「パテラパッド」と、ヒザ下に内蔵された2段構造の「ジャンパーズパッド」で膝を包み込むようにしっかりとサポート! 膝への圧迫力はアンダーストラップ方式で簡単に調節可能。通気性と圧迫力を兼ね備えたパワーダブルラッセルで装着感とホールド感の両立を実現しています。
怪我・痛みに対するサポートアイテムはしっかりと吟味しましょう!
サポートアイテムはベストなチョイスを!
JK-1とJK-2をつけ比べてみたところ、サニオ曰く「見たマンマ」とのこと。
つまり上記にのように「カッチリ感」「ギュッと感」があるJK-2のほうが膝へのサポート性能は高いですね。
ただ、そこまで膝の痛みが強くないサニオにとっては膝の痛みの軽減以上に脚自体の動かしにくさが気になるとのことでした。
逆にJK-1は使い慣れたJKバンドにも似た感じでありながらもしっかりずれなくなっていい感じとのことです!
JK-1、JK-2の双方ともホームページには「しっかりなら」のミドルサポートタイプと記載されていますが・・・
我々的には、
JK-1:ライトミドル級サポーター
JK-2:スーパーミドル級サポーター
というような違いを感じました。
もちろんサニオの膝はライトな痛み程度なのでライトミドル級サポーターの「JK-1」を選択しました。
「JKバンド」から「JK-1」にアップグレードしたことによっって、サニオ的には痛みの緩和と動きがうまく両立、さらにはフィット・サポート感も増して満足しているようです!
成長痛からは早く早く卒業したいけれど、サポートアイテム「JK-1」のおかげで、ひとまずは「ひと安心」しています!
オスグッドでもバスケ頑張りたい小・中学生、またそう願う親御さんたちの参考になれば、ぜひ!