「優しい教育と干しまくる季節」-ダルマ日記1-
ダルマです。
優しい教育って。
先日幼稚園のころにとっても仲良くしていたお友達と久しぶりに会えたサニオ。
会えなかった時間がなかったかのように、会ってすぐにケラケラ笑いながら遊ぶ子供たち。
親としても微笑ましく、幸せな時間でした。
素直でまっすぐ育っている素敵なお友達には(ママもとっても素敵!)幼稚園のことからスムーズに言葉がでてこないどもりの症状が少しありました。
会話の中のたまにではあるけれども詰まってしまう。
例えば猫がね・・・を話たい時「ね・ね・ね・ね・ね・ね・ね・猫がね」という感じ。
幼稚園の頃は、サニオが楽しいはなし言葉だと思ってしまい、真似をしてしまったりもありました。
ただお互い何も分かってはいない年齢のため特に心配はしていませんでした。
今は小学生。何かの違いを感じたのでしょうか、お友達がどもってしまった何回か目に
「どうしてそういう風に言うのの?」「もしかして癖?」
私のハッとし心はとまどう。
「詰まっちゃうんだ」かわいい笑顔で答えてくれるお友達。
ふーんそうなんだ、とサニオは
「僕も癖あるよ!」「お母さんと手を繋いでる時プニプニしたところをいつもつねっちゃうんだ」
お友達のママも「そうなんだー」
私も「癖はみんなあるよねー」
その後もサニオとお友達は楽しそうに過ごし、帰りたくない、このままご飯食べに行きたいと駄々をこねて、何回も大きく手を振ってやっとお別れ。
自宅に帰ってからも、サニオに「どもり」について説明しようか迷う私。
でもサニオの「どうして?」に悪意を全く感じなかったことは事実で、結局今のいままで、サニオにはそのことについて話をしていない。
昔はよく映画を見ました。特に邦画が好きで、印象に残っている映画の一つに山田洋次監督の「息子」があります。
三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、田中邦衛など日本を代表する名俳優たちが名を連ねた名作です。
その映画の中で特に印象に残っているワンシーンがあります。
耳の聞こえない征子に恋をする哲夫。周りから聞こえる声は
「気の毒だし」「かわいそうに」
そんな周囲の声によそに哲夫は
「それがどうしたっつんだ!」
「いいではねぇか!!」「いいではねぇか!」
そこに愛があれば、耳が聞こえないことも、どもりがあっても、きっと何も関係なく説明なんてしなくてもいいのかもしれない。
愛があれば、ハンデはハンデではなく、その人そのものでしかないのですよね。
結局サニオに何も話せていない私の教育は正しいのかまだ答えは出ていないのだけど、映画「息子」に出てくる哲夫のように育って欲しいと願っています。
丸ごと愛せる家族に出会って欲しいとも。
まだまだサニオには早いけれどもいつか観てもらいたい映画の一つです。
観ていない方もぜひ。
さて、乾燥してきたこの季節の私のもっぱらの楽しみは「干す」こと。
この日は風が強かったので、自宅のお日様が当たるところで天日干し。
我が家ではさつまいもやら、大根やら、大根葉やらじゃんじゃん干しています。
さつまいもは干し芋として美味しいおやつに。
大根や大根葉は干して保存しておけば、お味噌汁などにパッと使えてとっても便利なんです。
ある程度乾燥させた後は、ジップロックに入れて念のため冷凍保存しています。
市販のもののようにカラっからにまで乾燥させるのは難しいので。
干すだけで甘みや旨味がぎゅっと濃縮されて、保存もできる(おいしくてすぐに食べてしまうけど)なんてすごいよね。今年も干しまくります。布団もね。
子供のこと、お料理のこと、楽しかったことなどまた書きます。
今回の兆し
やっぱり、愛でしょ(だろ)、愛っ。(by:永瀬正敏)